◆外国ルーツ青少年の日本語指導を聞く

4月例会にて、我がクラブがスリーピングブックを毎年差し上げているNPO法人トルシーダ(ポルトガル語で応援の意味)の主宰者のお話を聞きました。
この団体は、1998年愛知県豊田市で外国ルーツの生徒への日本語指導から始まりました。その後県内の数ヶ所でブラジル、フィリピン、中国、韓国、タイ、ベトナム、インドネシア、ペルー、スリランカそしてネパールなどから親の仕事で一緒に来日し、日本で教育を受けることになった青少年達を指導しておられます。学校で日本語の理解困難から不就学になる生徒達がいる中、なんとか彼らを立ち直らせることに始まり、さらに時間をかけて高校受験まで指導しておられます。
「居場所」を物理的な場所としてだけでなく、子どもとの人間関係=心の居場所と考え、不就学、不登校の相談と、来日直後の外国籍の子どもの日本語指導を通して、今や彼らの居場所づくりの活動へと進展を続けておられます。
主宰者をはじめ、ボランティア職員には、お話を聞きながら心から頭が下がりました。