◆「とやまの環境を考えよう」シンポジウム

 11月3日(金)に環境保全に関する中高校生対象の講演会「とやまの環境を考えよう」が、富山県立魚津工業高等学校で開催されました。まず初めの石川県立大学 環境科学科 准教授 勝見尚也先生「農用地におけるマイクロプラスチックの発生と海域への移行」についてのオンラインによる基調講演では、水田に散布する被覆肥料の粒はプラスチックで覆われており、特に代掻き時期に農業用水を通って海に流れていくとのこと。農業のことを考えると被覆肥料はSDGsを考えても稲の生育に大切な物だが、海洋環境を考えると問題が残るとのこと。これからの研究が俟たれます。
 その後、SI富山-東が支援している「環境教育推進委員会」Sクラブが中心となり、今取り組んでいる研究発表がありました。今後更に中学校等に出向き、出前授業を通して環境問題等を啓発していくとの頼もしい報告もありました。