◆ブルネイの女子教育

11月11日、IGU委員会企画でブルネイから来日10年目の女性の講演を、クラブの29名で聴きました。
ブルネイは立憲君主制で三重県ほどの国土に人口44万人です。国王の力は絶大です。石油と天然ガス湧出により国家財政が裕福で、高校までの教育費無料、医療費は格安で享受できます。大学は授業料が必要ですが、在学中に政府が月5万円の奨学金を支給してくれます。医学と法律だけは国内にその学科がないため海外で学ぶ必要があります。海外での学費は帰国後政府機関に一定期間勤務すれば免除です。彼女もロンドン大学で法律を学び、帰国後弁護士をしました。男女による差別と格差はありません。公立では学校毎に制服が決まっていて、男女共宗教にかかわらずムスリム風の制服を着ます。
ブルネイの教育事情はすごく恵まれているので、識字率は97%、大学への進学率も80%以上です。
平均寿命は78歳、各家庭に子供は数人です。言語はマレー語が主ですが、演者は中国系なので、家庭では英語、小学校からマレー語の授業もあり、中国語も特別に勉強したので、来日までに3カ国語がOKでした。
終了後全員が羨ましい!の一言でした。