◆山間地域活性化を学ぶ

私たちは2月の例会で、岡崎市の中山間政策課の方からスライドを交えて、山間地域の現状や今後の計画を学びました。
岡崎市(人口38万人余)に中山間地域と呼ばれる面積は市全体の6割に当たります。この地域の持続的発展は水源保持や自然災害防止の点から必要不可欠です。行政と市民は、この地域を岡崎の奥座敷ゆえオクオカの愛称で呼んでいます。
しかし中山間地域は若者の都市部流出で、住民の高齢化と過疎化が進行しています。そのため廃校は遊休施設(ホタル学校や、水と森の拠点)また空き家は移住体験施設となってすでに活用されています。竹林は、家畜飼料・堆肥・竹炭・竹チップ・工芸品・竹の子等地域資源としての活用促進です。耕作放棄地は漆やコウゾを植林して将来の産業基盤とします。害獣はジビエとして活用し、観光・趣味・グルメの面から都市部人口の流入促進を狙っています。岡崎市は今後、田園回帰による人の移住でオクオカ住民の新たなライフスタイルの向上推進を図っています。
我々会員の殆どが都市部に住んでいて、市がこの様にすでに動いていることを知って、一同感激し、非常に嬉しく、大いに期待を持ってこの講演を聞くことができました。